形がもたらす心理効果 |知覚心理
こんにちは。
これは、最近はいったカフェ屋さんの抹茶ラテです。
ふと、思ったのですがお店によって色んなコップやマグカップなど使われてるものって違かったりしますよね。
提供されたとき、飲み物を飲むとき、
提供される商品の見た目がお客さんに
対しての心理状況を変化させたり、求めている形によってお客さんの心理状態がわかるってことがあるのではないかと疑問がわきました。
今回は、知覚心理学を使って、
形と心理効果についてわかったことをまとめていきます。
1.見た目の良さ(形)が行動を引き起こす
例えば、洋服屋の店員さんが可愛い服を着ていたとき、「可愛い」という感情から、話しかけるのように、視覚的な肯定的な感性や感情が生まれたとき、行動を起こす起因になっていたりします。
これは、「可愛い」という視覚的な見た目の良さからポジティブな感情が生まれ、行動につながっているということになります。
このようなことは、カフェでも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
提供されたものの見た目のよさによってポジティブな感情があらわれ、会話が弾んだり、購買意欲が高まったりすることもあるのではないでしょうか。
提供されたものの見た目の良さによって、何かしらのポジティブな感情が生まれることによって行われるアクションには関係性があるのかもしれません。
見た目などの形は、美しいということを考える上で、個人差はあるものの完全に個別にかんがえているというものでもなく、大枠は共通したいると考えられています。
例えば、顔などがわかりやすいです。
美しい顔の共通特徴として,下あごの部分が小さく,唇が厚い,目が大きい,鼻が狭い,などがあげられます。
ここまでは、大枠で共通の認識で美しいと、捉えているものの、詳細な顔の特徴などは文化背景や時代とともに変容していくので個別で差が出たりするということになります。
ですが、大枠の美しいなどの、見た目から発生するポジティブな感情は共通して考えられるといえます。
2.形がもたらす心理効果
今回の疑問は、カフェでの体験からおこりました。
提供されたときの見た目によって心理状態が変わるのか、求めている形で心理状態がわかるのかというものでした。
今回わかったことは、大枠のことに関しては視覚的な捉え方が共通しているということです。
カフェで提供されるものに関してからわかる相手の心理状態はわかりませんが、
その考え方のヒントになりそうな、どのような形だとどのような心理的影響を人に対してもたらしているのかいくつか例を最後にあげてみようとおもいます。
*建築
例えば、建築物であれば、見慣れたいままでにあるようなドームの形であるお椀型の屋根や,平面形状が円形のもの,流線形の屋根などの特徴があると親しみやすいという心理効果があったり、
屋根が流線形でなだらかで、 全体形状が楕円形や長方形,屋根部分に奇抜で面白い形の装飾のあるものなどの特徴があると美しいと感じるような心理効果があった。
*ベンチのデザイン
ほかにも、凹状のベンチ では数人のグループでコミュニケーションできる心理状態を作れたり、
凸状のベンチではまわりから孤立して一人でいることができる心理状態をつくることができます。
こういったベンチの形は,コミュニケーションあるいは一人での休息をベンチそのものがデザインで休息やコミュニケーションをアシストする(心理学用語とアフォードするといいます)効果があるといいます。
このように、形によって人が感じる心理状況をつくることができたりします。
なので、求めているものによって相手の心理状態がわかるということもあるかもしれませんね。