asaka|つかえる心理学

日常につかえる心理学、雑学的な心理学、学びになる心理学を綴ります。

【鬱、回避!!】朝の憂鬱がもたらす影響 |臨床心理

朝起きると、漠然とした不安を抱く人はいませんか?

憂鬱な気分、不安な気持ちになることってありませんか?

朝いい気持ちだと、一日良い気持ちでいられますよね。

臨床心理学を用いて、朝の不安感の理由と影響について考えていきたいと思います。

 

f:id:asakashinri:20210510091418p:plain

 

 

1.朝の不安感の要因

イギリスの精神衛生関連福祉団体のメンタルヘルスの専門家であるニッキー氏によると

「朝は不安の症状を起こす人が多い時間帯です」と言っています。

 

要因はストレスで自律神経が乱れていたり、横になっていると自分の思考に集中してしまいがちであったり、

 

特に神経が鋭くなると言われている朝は、不安感や憂鬱を感じ取りやすい状態に

あるのも事実です。

 

朝の不安感や憂鬱は、自律神経の乱れなどを要因として、特に神経に過敏になる朝だからネガティブを引き起こしやすいのだと考えます。

 

憂鬱な気持ちになったとしても起こしやすい時間帯なんだと思えると

気持ちが楽になりそうです。

 

 

2.仕事や勉強への影響

しかし、朝起きて、「嫌だな」と思うだけで脳にマイナスの影響をもたらすこともわかっています。

 

実際に、嫌なことがなかったとしても、朝起きて「嫌だな」と思うだけで

脳の「作業記憶」や「ワーキングメモリー」に影響をもたらします。

 

この影響を与える部位は、何か作業をする、業務を行うといった仕事や勉強などで

働く部位です。一時的に情報を保持したり、処理して動作ができるようにしている部分

だったりするからです。

 

ここにマイナスの影響が発生すると、業務などでミスをしやすくなるというった影響が出ることが考えられます。

 

 

 

 

 

3.簡単な対策

最後に、誰にでも手軽にできる簡単な対策を考えて2つ紹介したいと思います。

 

①カーテンをあける

憂鬱な気分になりやすい人は、朝起きたらまずカーテンを開けるといったところからスタートしてみるとよいかもしれません。

 

日光には、メラトニンと呼ばれる体内時計をリセットさせる効果があります。

またセロトニンとっ呼ばれる幸せホルモンを分泌を促す効果が日光にはあるので

 

まず、朝起きたらカーテンをあけて日光を取り入れるといったところからスタートしてみるのが良いかもしれません。

 

朝30分散歩するというのも日光を浴びて体も動かせるため効果的と言われてます。

 

 

 

 

②早起きしてクリエイティブな時間にする

米国の研究で、完全に目覚めてからの朝の2時間が最も生産的な働きをするという研究結果を出しています。

 

朝の2時間を有意義に使うことで「できた」という自信からポジティブな感情を生み出していけるかもしれません。

 

自己肯定感をあげやすい時間に行動して憂鬱を回避するのも手の1つかもしれませんね。