【好きなことの魔法】「苦手」から「できる」にする方法とは|教育心理学
苦手なことを「できるようにするため」に得意なことでその力を手にいれたいと思いませんか?
以前は、多重知能理論について説明しました。
今回は、それを使った知能の伸ばし方について
書いていきたいなと思います
1.「好きなこと×知能」で伸ばす
多重知能理論について、詳しく知りたい方は以前書いた記事をご覧ください。
【強みを知れる!?】自分が強い知能を知って自分の強みを知ろう。ー多重知能理論ー|教育心理学 - asaka|つかえる心理学
多重知能理論とは、複数の知能を使って人は1つの活動をしているという考え方です。
そしてこの知能は生まれた時から決まっているものではなく、
経験や活動によってそれぞれの知能は変化していくものです。
自分が伸ばしたい能力があったとき、どうすれば自分の能力を伸ばすことかできるでしょうか。
それは、今持っている能力を使いながら、自分が伸ばしたい能力を伸ばすための活動をすることで伸ばすことができます。
その時に、自分の好きなことや、得意なことを基準に伸ばし方を考えられると楽しく身に着けることができます。
例えば、対人的知能を伸ばしたいとすると
まず、自分の好きなこと、得意なことは何だろうと考えてみます。
自分がピアノを弾くことが好きなのであれば、
ピアノと対人的知能を使うような対人関係に関係することは
なにが考えられるかということを考えます。
すると、「友達と一緒にピアノを弾いて遊ぶ」という活動を計画することができます。
整理すると、
①自分は対人的知能を伸ばしたいと思っている。
②なので、好きなもの(ピアノ)×対人的知能が伸びるような活動(対人関係が
関係する活動)でどんなことをしたら知能が伸びそうか考える。
③そして、「友達と一緒にピアノを弾いて遊ぶ」ことを思いつく。
④その活動をすることでどのような知能が、どのように伸びるか考えてみる。
活動:「友達と一緒にピアノを弾いて遊ぶ」
・ピアノで一緒に合わせて演奏するために一緒にひきたい曲を練習する
⇒音楽的知能が伸びる
・友達と一緒に合わせないといけないので、合わせるためにコミュニケーションをとる必要がある
⇒対人的知能が伸びる
・1つのピアノを友達と一緒に合わせて使うので弾くタイミングや使う鍵盤の位置が変わる。いつもより鍵盤の位置に着目がいく。
⇒空間的知能が伸びる
このように自分が好きなことと組み合わせて、苦手なこ知能を使う活動をすることによって得意な知能を使いながら苦手な伸ばしたい知能を伸ばすことができます。
自分が今、持っている知能を使いながら、伸ばしたいと思っている知能を伸ばしていくことが苦手なことをできるようにするコツといえると思います。
自分の知能個性を把握して、自分の得意な方法で苦手なこともできるようにしていきたいですね。